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花音コミックス : 芳文社 : 2008.3 ISBN : 978-4-8322-8514-9
★4.5<代用教員の石倉は、担当の書道部一年の坂下に何の理由からか嫌われていると感じ、モヤモヤしていたが、あるときその原因を知り…。
もう高校生の初々しさというか、ウブさというか、大人には丸見えな隙とか、言い負かすのは簡単そうに見えてそうでもない。
素直になんてならない、反発心とか大人への猜疑心むき出しだったり、可愛くない反応だったり、ものすごく複雑な感情が入り混じってるトゲトゲのハリネズミみたいなお年頃だなぁというのがヒシヒシ伝わってくる可愛い坂下君。
先生は先生で、過去にいろいろやっていたことを知られている坂下君に事あるごとにつっこまれて返す言葉もないあたりが笑えるのだけれど、ものすごく先まで考えて坂下君に接してあげているあたり、深いなぁ、大人だなぁとカッコイイ。
近寄れば逃げる、距離を置けば寄ってくる。
二人の関係はこれからどうなるのやら、続きが楽しみなお話。
それにしても坂下君の涙のワケ?あのオチは大笑いした。(笑)
確かに春休み、油断するわなぁ…。(^m^)