角田緑/縁は奇なモノ美味なモノ

高校生の時、唯一の肉親であった母を亡くし、途方に暮れていたところ面倒をみてくれた高級料亭の支配人・香月にとても恩義を感じている宮城は、姉妹店から研修に来た板前の春日から口説かれる毎日。
口ほど軽薄ではないらしく、元気付けられたりする中、少しずつ惹かれていくが、春日が実はワケありで宮城に近づいていたことを知ってしまう。


 

出版社:コアマガジン 発行年月:2006年11月 ISBN:4862520561 

 

★4(+)<自分に厳しくクールそうでいてちょっと天然でかわいらしいところのある宮城の、メガネにスーツのベスト姿、というのがまたよかったし、春日も板前らしくない長髪で軽薄そうに見えながら潔いところもあり、甘え上手な部分もあったりでおもしろかった。
ただ話がもうちょっとゆっくりテンポで進んでいけばもっとよかったような気がしたので好き度は少し低めに。